何にでも格差がついてしまっている今では、ママ友の間にも「ママカースト」なる格差が存在する。赤ん坊を抱える母親の場合は、ベビーカーが運命を分ける。都内に住む30代サラリーマンが嘆く。
「妻と赤ん坊を連れて散歩していた時、区の子育て支援センターの前を通りかかったら、妻が『見て、高いベビーカーばかり目立つところに停まってるでしょ』って言い出したんです。
なんでも、ベビーカー置き場では、10万円前後はするような高級な海外ブランドものを持っている人から、優先的に停められるのが暗黙の了解なんだとか。
『うちは国内メーカーの中古品だから、端のほうにしか停められないのよ』って泣きつかれて。どうせ短い間だから中古でいいだろうと自分が言い出した手前、責任を感じます」
※週刊ポスト2013年4月26日号