長嶋茂雄氏と松井秀喜氏の国民栄誉賞受賞が決まったが、その第1号受賞者といえば、「世界の王」こと王貞治氏だ。そんな王氏の偉業をたたえた「王貞治ベースボールミュージアム」(福岡県福岡市)を紹介しよう。
この記念館は、“昭和”にタイムスリップできる「歴史館」、世界新記録756号本塁打を打ったバットなどを展示した「記録館」、ピッチャーの剛速球など、野球を体感できる「89スタジオ」の3つのゾーンからなる。
野球の素晴らしさを親子で感じることができるスポーツアミューズメント施設は、王氏が現在ホークス会長を務めることから福岡市のヤフオクドーム内にある。音声ガイドとしてiPhoneを貸し出すなど、企画・運営を担当するソフトバンクらしさも随所に。
記念館のなかでは、現役生活22年間に王氏が手にした数々のトロフィーや盾の実物が展示されているほか、王氏の実家「中華五十番」を忠実に再現されており、実際に名物「肉そば」(800円)も食べられる。
■王貞治ベースボールミュージアム
【住所】福岡市中央区地行浜2-2-2ヤフオク!ドーム内(GATE7)
【料金】大人900円、子供400円
【開館時間】10~17時(休館日毎週月曜)
【アクセス】地下鉄「唐人町駅」下車12分
撮影■太田真三
※週刊ポスト2013年4月26日号