4月2日、リュ・シウォン(40才)が、離婚調停中の妻、チョ・スインさん(30才)を脅迫したとして刑事告訴されたと報じられた。
2012年3月、スインさんがソウル家庭裁判所に離婚調停申請書を提出。娘の親権を主張し、財産分割の担保として30億ウォン(約2億5000万円)の自宅マンションの差し押さえ申請までしていたという。一方、シウォンは「家庭を守りたい」と、離婚には反対の立場を貫いていた。
それからおよそ1年、調停が遅々として進まぬ中、事態を大きく動かしたのが、冒頭の通り、妻からの告訴だった。
訴えのもととなる一件が起きたのは、夫婦生活を送っていた2011年夏のこと。夫婦喧嘩の折に、「おれはヤクザの知り合いも多い」「おれは怖い男だ」とシウォンが脅したとされ、彼女は今年2月末、この時の録音テープを警察に提出したのだ。同時に彼女は「自身の車にGPSをつけられ、夫に位置情報を不当に追跡された」とも訴えている。
告訴を受け、4月1日、江南警察署はシウォンを事情聴取。彼は書類送検されることになった。2年前の夫婦喧嘩の録音テープを、彼女はなぜ今になって持ち出したのか。
「これまで夫の浮気や暴力といった奥さんに有利な証拠が何も出ず、調停が思うように進んでいなかった。そんな現状を打開するためと見られています」(韓国報道関係者)
シウォンは4月13日、所属事務所を通じてこう反論した。
「妻は結婚初期から離婚を計画し、継続的に私の怒りを煽るようしむけ、密かに会話を録音し、脅迫の訴訟を起こした。意図的で悪意ある行為だ」
つまり、この離婚調停は結婚当初から仕組まれており、自分は嵌(は)められたと主張したのだ。さらに、
「娘が傷つかないことだけを願っていたが、娘にとって私は脅迫犯、破廉恥犯の父になってしまった。妻は私と家族を愛していたのではなく、財産を愛していたのではないか。数十億ウォンの財産を要求するという行動には怒りを通り越し哀れみを禁じ得ない。これ以上訴訟を続けるのなら誣告罪で対応する」。
※女性セブン2013年5月2日号