「地雷女」ばかりを集めた派遣型風俗店がブームになっているという。東京は鴬谷、新宿・歌舞伎町、そして埼玉・西川口に拠点を構えるその名も「デッドボール」。同店の人気は、そのコンセプトもさることながら、爆笑必至のホームページの充実ぶりにある。正直、下手なテレビのバラエティ番組より数倍面白い。毎日3000以上の閲覧数を誇っている。
HP内の「選手名鑑」(在籍女性紹介)を見ると、そこには〈著しく気分を害する恐れがありますので、閲覧にはご注意下さい〉との警告とともに、在籍女性たちの「個性」が余すところなく描かれている。
女性たちの“源氏名”は、チェン、グラマン、桑田、増渕、藤川、館山……など野球ファンならどこかで聞いたことのある名前ばかり。
中でも、同店で「殿堂入り」「終身名誉地雷」と讃えられる大エースが62歳のオビスポ選手だ。身長157センチ、バスト100(Dカップ)、ウエスト80、ヒップ100。サイズと写真を見れば分かるとおり、クビレなど当然存在しない。タオルを体に掛けて横たわる写真は、壇蜜の有名なグラビアのマネとのことだが、う~ん……。
彼女のキャッチコピーは「年中無休の看板娘」。還暦を超えているのに、1日も休まず激務をこなしている。
紹介文がふるっている。
〈問答無用のデッドの看板娘!! 毎日自分で言った時間に来た事がない、仕事を振っても行くまでが遅い上に、場所がわからず迷子になり逆ギレ気味で電話が掛かってくる〉
〈毎日なぜかスーパーの袋を持ち歩いていてそこから異臭がするが中に何が入っているかは未だに謎です……〉
〈朝はなぜか顔から白い粉を吹いている、それでいて意外に中身は乙女なのでたちが悪い……出勤日数はなんと驚異の365日!! (中略)もしあなたが本当の勇者なら是非一度入って見てください〉
店によれば、「これで意外と指名が入ってくる」というから、世の中捨てたもんじゃない。常連たちから愛されるいい女なのだ。にもかかわらず、オビスポ選手はせっかくの登板機会(指名)をすっぽかした前科もあるという。
※週刊ポスト2013年4月26日号