野菜の切れ端や残飯、使い終わったティッシュペーパー、開封後のダイレクトメールなど、毎日の生活で積み重なっていくゴミ。4人家族における1日のゴミの量は平均約3kg、45lのゴミ袋(6kg相当)が2日に1回のペースでいっぱいになるほどの量だ。
実はこのゴミの量が減ると、「お金が貯まる体質になる」というのは節約アドバイザーの丸山晴美さん。
「ゴミを捨てるときにかさばるものって、割高な商品が結構多いんです。例えば、総菜のパックや、ペットボトル、お菓子のパッケージ…。食品メーカーはこれらの容器やパッケージを仕入れる際、たくさんのお金をかけています。商品を買うときは、価格にその容器代やパッケージ代が含まれていることを忘れてはいけません。
節約が上手な人は、こうした“からくり”をしっかり見抜いているので、食品は素材を中心に買い、なるべく手作りしようとします。そのほうが、食事でも、お菓子でも安上がりになります」
お金が貯まるタイプは、割高な商品に手を出さないので、結果的にゴミの量が少なくなっているのだという。
ゴミを捨てるときにも、貯まるタイプと貯まらないタイプははっきり分かれる。節約アドバイザーの和田由貴さんが言う。
「お金が貯まる人は、ゴミ箱にものを捨てる前に、『何か再利用できないかな』と考えるクセがあります。例えば、牛乳パック。わが家では、口を開いて、ちぎって丸めた新聞紙をつめ、その中に使い切った油を流し入れています。こうすれば、油を捨てるためのグッズをわざわざ買わなくても、油を捨てることができます」
まさに、ゴミの量は節約スキルをはかるバロメーター。ゴミを大量に出している人は無駄な買い物が多かったり、使えるものを捨てている証拠だ。
※女性セブン2013年5月2日号