たまたま体験した陶芸。そこで「スジがいい」とほめられ、その気になっているバカダンナ(44才)に呆れるのは、45才主婦。その内容とは…。
* * *
娘が陶芸体験をしたいって言いだし、家族旅行先で1時間のコースに申し込んだのよね。
夫(44才)は「ろくろなんて、回したってつまらないだろ」ってさんざん渋った揚げ句、参加。それがいざとなったら私たちよりずっと真剣に口もきかず電動ろくろを回してるじゃないのよ。
で、先生に「お父さん、スジがいいですね~」って言われたとたん「そうですかぁ? こういうのけっこう得意なんですよ」って舞い上がっちゃった。
1か月後、家に届いたでき損ないのお茶碗を眺めては「うん。これぞ芸術だな」と。人が来れば「この茶碗、いくらくらいだと思う」とナゾかけ。
「タダ」と言うワケにはいかないから「5000円?」とか言うじゃない。そのたび「見る人が見ればわかるんだな」といい気になってるの。
※女性セブン2013年5月9・16日号