4月8日、学習院大学文学部教育学科に入学された秋篠宮ご夫妻の次女・佳子さま(佳子内親王)。紺のスーツと白いブラウスに身を包んだ清楚な美しさは記憶に新しいが、その美貌は中国でも話題になっている。
中国版ツイッターともいうべき投稿サイト「微博」には、佳子さまの入学を報じる写真やニュース動画を見た中国人の反応が次々とアップされた。中国語を翻訳すると、こんな具合である。
「可愛いうえに、上品さがある」
「おそらく皇室最高の美女ではないか」
「まるで愛ちゃん(編集部注・卓球の福原愛)みたい、いやそれ以上に愛らしい」
しかしこれは意外な反応ともいえる。現在、中国では反日の気運がかつてない盛り上がりを見せている。にもかかわらず、皇室の一員である佳子さまを絶賛するとは……。この動きを取材した中国情報サイト「レコードチャイナ」の編集スタッフ・愛玉氏が解説する。
「反日的な感情を日本の皇室へ向ける若い世代の中国人は実は少ない。中国は清の時代以降王室が存在しないため、ロイヤルファミリーに特別な憧れを持っているんです。イギリス王室のケイト妃も、佳子さまと同様高い人気を誇っています」
また、佳子さまの姿が、いい意味で中国人の「日本女性のイメージ」を裏切ったことも大きかった。
「中国では、日本女性に対してケバケバしいイメージを持っている人が少なくない。そんな中、佳子さまの姿は、知的であり、清楚だった。中国人は肌が白くて丸顔の女性に純真さを感じ、好感を持つのですが、まさに佳子さまは中国人男性の“憧れ”そのものだったのです」(同前)
佳子さまの存在が、日中友好の架け橋になることを祈りたい。
※週刊ポスト2013年5月3・10日号