目先の「得」に目がいき結果が待てないせっかちな人はお金を貯められない傾向があるという。そんな人が“貯まる人”になる4つのアドバイスをファイナンシャルプランナーの花輪陽子さんに聞いた。
1つめは、それは本当に必要なのか、買う前に“ひと呼吸”すること。特売品を見たら、舞い上がる気持ちを抑えて“ひと呼吸”。日用品の在庫や冷蔵庫の中味を思い出し「それって必要?」と自分に聞いてから買う習慣を。
2つめは、“ひと目ぼれ”は1週間の冷却期間をということ。「数万円する高価な服でも、店員さんに褒められたり、お店の雰囲気に押されると、即決してしまいがち。高額な買い物は即決せず、クールダウンしてから購入を考えるクセを」(花輪さん)。花輪さんが勧めるクールダウン期間は1週間。それでも欲しいなら、買ってもいい。1週間程度ならお店も取り置きしてくれる。
3つめは、せっかちさんは、“先取り貯金”で確実に。行く先々で「買いたい」「買わなくては」と思うのがこのタイプ。少額な買い物でも積み重ねれば月末にはお財布はスッカラカン。「お給料をもらったら、使う前に一定額を貯金することです。いつでも引き出せる普通預金ではなく、積み立てが◎。給料日翌日に口座から自動的に引き落とす設定にしましょう」(花輪さん)。
最後は、大きな買い物は特に吟味が重要ということだ。「今がお買い時」という営業マンの口車に乗せられ、マンションや車、保険の契約さえ即決してしまうことも。よく考えたら、「本当は少し我慢したほうが得だった」ということもしばしば。「ここでの即決は未来に影を落としかねません。100万円単位の買い物は、必ず自分だけで決めず、夫や親類、友人などに相談を。ファイナンシャルプランナーなどプロに相談するのも手」(花輪さん)。
※女性セブン2013年5月9・16日号