今やテレビやCMに引っ張りだこの超人気ゆるキャラ、千葉県船橋市のふなっしーだが、実は、行政からは認められていない“非公認ゆるキャラ”だ。市民からは公認にすべきとの声もあるが、一方ではこんな批判的な声も聞こえてくる。あるテレビ局関係者が語る。
「ふなっしーにインタビュー取材を申し込んだんですが、いきなりメールで“(ギャラ)5万円プラス交通費で”と返信が来たんです。人気が出る前は、基本的にノーギャラで、“非公認のふなっしーを取り上げてくれてありがとう”みたいな低姿勢な感じだったんですがね…。地域振興のキャラクターがお金に執着するのは、ちょっと引きますよね。人気が出て、“銭ゲバ”になってしまった印象が拭えません」
さらにふなっしーグッズにも不満の声が。
「ふなっしーの顔がデザインされているトートバッグやポーチもすべて2000円以上します。開運ブレスレットは4000円近くもするんです。気軽に買える代物ではないですよね」(ふなっしーファン)
そういえば、ふなっしーが『スッキリ!!』(日本テレビ系)に出演した際、司会の加藤浩次(44才)もこんな発言をしていた。
「ふなっしーグッズが高すぎるよ! 2000円超えてるよ。1000円くらいだよ!」しかし、この“銭ゲバ”批判も、行政に認められないのが原因だと、キャラクター研究家・犬山秋彦氏は語る。
「非公認キャラは行政からの援助も受けられず、イベントに参加するための交通費などを自費で負担しています。活動が忙しくなりすぎると本業がおろそかになり、収入も激減するので、ギャラも割高になってしまうんじゃないでしょうか。また、ふなっしーは東日本大震災からの復興を強く願っており、グッズ生産を被災地に依頼しているんです。そのため、どうしても値段が高くなってしまうようです」
※女性セブン2013年5月23日号