インターネット上に転がっている、ニュース&小ネタの正しい読み解き方とは? 今回の案内人は、考古学的レビューブログ「みたいもん!」管理人のいしたにまさきさん。いしたにさんが、通販サイト・アマゾンのカスタマーレビューについて解説します。
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ネットで何か買うとなると、本に限らず多くの人が見ているのがアマゾン(Amazon)の商品ページです。このページの特長は、普通のネット通販ページにもある商品の写真とメーカーなどによる商品の説明に加えて、アマゾン会員がその商品のレビューを書くことができるところにあります。
このレビュー欄、自分で書いたことがないと勘違いしやすいのですが、実はその商品を購入してなくても、アマゾン会員であれば、誰でもレビューを書くことができます。
そのため、たまにこのアマゾンのレビュー欄がゆかいなコンテンツに化けることがあります。その代表が「対ライフル用防弾シールド」65万円。そもそもこんな商品をアマゾンが取り扱っているのが、すごいのですが、驚くのがそのレビュー数。なんと100件近いレビューがあります。
いかにも買ってよかったです! 風のものもあれば、自分の戦場体験として書き込んだり、シールドをデコった話があったりして、どれもこれも読み物として面白く仕上がっていて、レビューということを忘れて読み込んでしまいます。
ホント、みんなこういう遊びが大好きですよね。この商品の場合、レビューを読んで、うっかり購入ということはなさそうですが、レビューの中にはこういうものも含まれていることは、たしなみとしてわかっておいたほうがいいでしょう。
※女性セブン2013年5月30日号