「とくにキッチン家電は“登場してびっくり、使ってワクワクできる”という製品がうけています。近年の例でいえば、2010年の『GOPAN(ゴパン)』。お米からパンが作れる斬新さが受けて、発売日当日に完売するという大ヒットに。主婦のツボに見事にはまりました」
こう話すのは、商品ジャーナリストの北村森さん。いつの時代も家電に求められるのは“びっくり”と“ワクワク”がキーワードだという。
そんな北村さんが今後、期待するのが電子レンジで“ゆでる”“煮る”技術。
「電子レンジ専用の調理器具を買って使えば、どちらもできないことはない。でも実は、いま売れ筋の器具でも、肝心の味がイマイチなんです。ゆでムラが出たり、味がしみなかったり…。電子レンジそのものが進化して“ゆでる”や“煮る”にカンペキに対応すれば、間違いなくヒットしそう。麺類をおいしくゆでたり、肉や魚を柔らかく煮られる、そんな一台があると、料理の時短にもつながりますからね」
※女性セブン2013年5月30日号