4月クール春の人気ドラマには、ある共通点が。それは「ちょっとH」なこと――イケメン評論家の沖直実さんが興奮気味に話す。
「これまでは、テレビドラマのお色気シーンといえば『水戸黄門』の由美かおるさん(62才)の入浴のように、男性のためのものでしかありませんでした。今は男性のヌード写真集が売れたり、『an・an』で特集が組まれたりと、女性が男性の裸を見ることに違和感がなくなってきている。この春ドラマは、そんな女性の要望に応えてくれているんです」
NHKが『セカンドバージン』で不倫を描くなど、ドラマで描かれる世界がかなり女性のリアルに近づいてきたのは確か。しかし、一方でHなシーンは影をひそめていた。
コラムニストの今井舞さんがこう語る。
「制作側の自主規制で、セックスを想起させるようなシーンはNG。ましてや裸は一切なしというのが当たり前の雰囲気になっていました。でも、大人の恋愛に性的な描写がないのはあまりにも不自然ですよね。
それが今クールでは、“いつ脱ぐの? 今でしょ!”というぐらいの流れになっている。例えば『ダブルス』(テレビ朝日系)の初回なんて、“男の裸を見ていただくドラマです!”ってテロップが出そうな雰囲気で(笑い)。それに惹きつけられている女性視聴者も多いのでは」
※女性セブン2013年5月30日号