GWが明けるや気温が急上昇。夏を感じさせる日が増え始めた。実は5月こそ、紫外線、特に肌の深層部にダメージを与えるUV-Aがもっとも多く降り注ぐ時期。年齢とともに大きなダメージとなるからこそ、知っておくべき紫外線対策とは?
まず、UV対策には日傘が定番だが、効果的な色は何色なのだろうか。
黒など濃い色の日傘(綿)のほうが、紫外線(UV)の遮蔽率が高いという実験結果がある。でもその差はわずかで約5%。美容ジャーナリスト・小田ユイコさんによれば、「布地のUV加工技術も進化しているので、むしろ大事なのは差し方」。
紫外線は空気中の粒子や分子に当たって散乱したり、反射しやすいため、傘を高い位置で差していると防げない。皮膚科医の友利新さんは、「できるだけ肌に近い位置で日傘を差して。また、照り返しを防ぐため日焼け止めは必須です」とアドバイス。
日焼け止めを塗らずに出かけてしまい、日焼けしてしまった場合の対象法については、冷やすことが大事だという。日焼けは、火傷と同じく肌細胞が傷ついた状態。
「いかに早く、物理的に冷やすかがもっとも重要です」と友利さん。冷やした化粧水をコットンにたっぷりとり、肌がひんやりするまで優しくパッティングをするのが◎。
小田さんは、「肌が赤くなるほど焼けてしまったら、冷やしたタオルや保冷剤を当て、まず症状を沈静化させて」。ただ、予防として抗酸化作用の高いビタミンCやカロテンを摂取することは有効。
最後に、「日焼け止めは2~3時間ごとに塗り直せ」というけれど、メイクの上からでも効果は問題ないのだろうか?
「効果の面でいうと、メイクの上から塗り直して問題ありません」(友利さん)
ただし、メイクの上から塗り直すとよれたりして見栄えはよくない。「乳液などで軽くファンデーションをオフしてから日焼け止めを塗り、メイクを直すのがおすすめです」(友利さん)。
※女性セブン2013年5月30日号