“家電俳優”としてお馴染みの細川茂樹いわく、最近の家電に求められるものは“リーズナブル”“安全”“スタイリッシュ”“コンパクト”の4つだという。
「ひと昔前と違い、家電は便利に使うだけではなくなってきました。安くて、安全なものに加えてインテリアになる、使って楽しいなどの娯楽品なんです。炊飯器ひとつにしても昔はご飯が炊ければよかったものが、最近はよりおいしく炊けるものなど付加価値が求められています」(細川)
さらに消費電力がゼロになる機能が加わればヒットすると予測。
「例えば冷蔵庫でも運転モードと休止モードをセンサーが察知して切り変えて節電につながる。こういうものが進化して、消費電力がほぼゼロの状態でも運転できるものが出てくれば画期的な商品になるでしょう」(細川)
機能を特化した商品にもヒットの可能性があるという。
「業務用でマルコメのみそ汁サーバーというのがあって、お椀の大きさによってみそとお湯が適量出てきて、ボタンひとつでちょうどいい具合のみそ汁ができるんです。これが一般家庭用に出てくれば、注目を浴びるでしょう」
※女性セブン2013年5月30日号