冷めやらぬ古地図ブーム。タモリが古地図を片手に散歩する『ブラタモリ』(NHK総合)を火付け役に、江戸の古地図からはじまったその人気はさらに広がりをみせている。特に、ここ数年は、昭和30年代の地図が人気で、当時の東京で起こった事件現場の“いま”を歩くのが流行しているという。
そのなかでも人気のスポットが、以下の3つの事件現場。現在、その場所に何が建っているのか、紹介しよう。
■力道山刺殺事件
(ホテルニュージャパン「ニューラテンクォーター」・千代田区)
戦後のヒーロー・力道山の刺殺事件は昭和38年(1963年)12月8日に起きた。場所は広さ660坪を誇り国際的社交場として知られたナイトクラブ「ニューラテンクォーター」。暴力団組員と口論になり腹部を刺され入院、1週間後に39歳で死亡した。ホテルニュージャパンは昭和57年(1982年)の火災事件で閉鎖、現在はプルデンシャルタワーに。