荒れ果てた蝶の国の再建を目指す女王・ヘレナ。彼女は、自分の子供のことだけでなく、国民のことも考えていかねばならないという働くママ。強さと厳しさの中に子供への深い愛情を秘めている――
公開中の映画『はなかっぱ 花さけ!パッカ~ん 蝶の国の大冒険』に登場するヘレナの声優を担当するのが江角マキコ(46才)だ。自身も2003年に再婚した夫(47才)との間にもうけた2人の子供(長女・8才、長男・3才)の母親だ。
最近は溺愛するあまり、わが子を叱れないママもいるが、江角はヘレナのように子供を厳しく叱ると公言している。そしてそれは他人の子供に対しても同様だという。
同映画に関するあるインタビューの席で、知り合いの子供が家に来た時のエピソードをこう明かした。
「この間も、ある知人の子供が自分で歩かないんですよね。泣けば抱っこしてもらえると思っているみたいだったので、“泣いたってダメ! 自分で歩きなさい!”と叱り飛ばしました(笑い)」
今やママカーストといわれるほど複雑化しているママ友関係の中で、江角のように他人の子供を叱れるという人は少ない。
『女性セブン』の子育てママ読者に聞いてみると――
「叱りたいけど叱れません…。児童館など不特定多数が集まるところでは、なおさら周りの目が気になります。江角さんのように、他人の子をガツンと叱っているかっこいいママを見たら変われるかもしれませんが…」(33才・主婦)
そんな江角には子供を叱る時のMYルールがある。
まずは「一度怒ったことを子供の前で訂正したり謝ったりはしない」こと。母親は子供に「私はあなたに物事を教える存在なのだ」と威厳を持って伝えるべきで、「言いすぎてごめん」なんて言ってはいけないと彼女は考える。
また「朝起きた時」「食事の時」「夜寝る前」という3つの時間帯は、子供を叱らないようにしているという。誰だって、起きぬけや食事の時に怒られるのは嫌だから、和気あいあいと楽しく過ごす。「自分が嫌なことは子供にもしないようにする」というやさしさも、江角のルールなのだ。
※女性セブン2013年6月6日号