不倫スキャンダル報道で、世間を賑わせている矢口真里(30)。2月下旬、矢口は自宅にモデルの梅田賢三(25)を連れ込み、翌朝の寝室で、梅田は夫である中村昌也(27)と遭遇したという。離婚危機が叫ばれるなか、矢口はブログの更新もなく、報道陣の問いかけにも無言。金曜レギュラーを務める『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)にも「体調不良」を理由に欠席した。これまで庶民的なイメージで売ってきた矢口だが、この不倫騒動は仕事にどう影響を与えるのだろうか。テレビ局関係者は、これまでの矢口について、こう評す。
「とにかく現場での評判がいい人なんですよ。『矢口さんとはもう一度仕事をしたい』と思わせ、人を気持ちよくさせる天才。矢口さんの悪口は聞いたことがない。だから、モーニング娘。脱退以降、元メンバーでいちばんといっていいほどの売れっ子となっていたのです」
あるディレクターも矢口のことを、こう称賛する。
「ワイプ(=画面の上や下に小さく映るモニター)での絶妙な反応で、矢口さんは生き残ってきた。俗にいう“ワイプ芸”です。矢口さんはどんなVTRでも、良い感じのリアクションをしてくれる。オーバー過ぎるわけでもないので、視聴者にもVTRの面白さが伝わりやすくなる。
なかには、VTRにダメ出しをしたり、反応の悪いタレントさんもいます。もちろん、制作サイドの実力不足の面も否めないですが、せめてスタジオでカメラが回っているときは、良いリアクションをしてくれるとホッとする。私たちも、ものすごいプレッシャーですからね。そんななかで、矢口さんの好リアクションを観ると、本当にうれしくなるんですよ。
矢口さんは、どのタレントも見習うべき、素晴らしいワイプ芸を持っていると思いますよ。ここ15年くらいでワイプが急激に増加したので、ワイプと矢口さんの関係は切っても切り離せないと思います。騒動の後も、それは変わらないはずです」
とはいえ、今回の騒動は、矢口の芸能活動にとってマイナスになることは必至。はたしてどうすれば乗り切れるか?
「スタッフ受けは良いですし、今なら話題性もあるので、使われ続けると思いますよ。ただ、そこでの対応の仕方が問題。騒動を完全にスルーしたり、逆に深刻過ぎる感じを出したりしてしまうと、視聴者受けが悪くなり、出番が減るかもしれない。自分が起こしてしまったことですが、報道に対してどんなリアクションをするかに掛かっていると思います」(前出・テレビ局関係者)
“ワイプ芸”で培ってきたリアクションの良さで、復活なるか?