「女性が輝く日本」「世界に勝てる若者」──アベノミクス成長戦略の柱であるが、何をいまさらとばかりに、とっくに輝いている若き女性社長たちがいる。そのなかのひとりが、株式会社アンティミンスを経営している川崎希さん(25)。独学で経営を学び、会社設立後わずか3年で年商1億円を突破した敏腕美人社長だ
「ランボルギーニが買いたいんですけど、マンションの駐車場に入らないので、新たに大きな駐車場のある一軒家を建築中なんです」
こんなセレブ発言をする川崎さんの前職はアイドル。あのAKB48の初期メンバーとして前田敦子らと紅白歌合戦にも出場した。人気絶頂の中、「高校の頃からの夢」である経営者になるため卒業。メンズのアパレル業を始めた。
「女性服は流行り廃りが早い。その点男性は流行のサイクルが長く参入しやすいと思ったんです」
原宿に構えた路面店は人気を呼び、今はアパレル以外にもネイル、エステと事業を拡大中。まさにヤリ手社長だ。
【会社名】株式会社アンティミンス
【起業年】2010年
【社員数】20名
【年商】1億円
【彼氏】「今は仕事が恋人です」
【好みのタイプ】「外見はベッカム。私に時間を合わせてくれる暇な人」
撮影■江森康之
※週刊ポスト2013年6月7日号