参議院選を7月に控え、永田町は選挙モードに突入しつつある中で、ある“事件”の話が聞こえてきた。
その事件が起こったのは、今年のバレンタインデーのこと。昨年の総選挙で初当選を果たした自民党・金子恵美議員のもとにある小包が届いた。それは福島県の支持者から届いたチョコレートだったという。
「金子さんは新潟選出なんですが、その直前に被災地視察で福島を訪問していたので特に疑問を感じず、スタッフらとチョコを美味しくいただいたようです」(自民党関係者)
しかし、このチョコレートが議院を越えた“女のバトル”を巻き起こした。
「参議院には金子恵美さんという同姓同名の民主党議員がいます。といっても、自民党の金子さんは、『めぐみ』さんで、参議院の金子さんは『えみ』さんと読むんです」(民主党関係者)
なんと、自民・金子氏が食べてしまったチョコは、民主・金子氏に贈られたチョコだったのである。
「民主党の金子さんの秘書は支持者からの贈り物が届いていないことに気づいて自民党の金子さんの事務所に駆けつけたが、すでにチョコは胃袋の中。もちろん、めぐみさんの事務所の方も平謝りしたようですが、怒りはおさまらなかったようです」(前出・自民党関係者)
※週刊ポスト2013年6月7日号