芸能

綾瀬はるか、織田裕二… 芸能界「代役からブレイク」の歴史

 心筋梗塞で降板を余儀なくされた天海祐希(45才)に代わり、見事舞台を務めあげ、女優としての評価をジャンプアップさせた宮沢りえ(40才)は記憶に新しいが、芸能界では、代役をきっかけにブレイクした例も少なくない。そこで、民放ワイドショーやスポーツ紙でも活躍中のベテラン芸能記者3人が、その裏事情を明かします!

A:まずは、なんといっても『花より男子』(TBS系、2005年)の井上真央(26才)だよ。

B:当初、上野樹里(27才)主演で人気コミック『のだめカンタービレ』のドラマ化を進めてたけど、ストーリーが原作とだいぶ違ったことで、原作者からNOと言われ、一度はお蔵入りに。代わりに『花より男子』をドラマ化することが決まったといわれてるよね。

A:だけど、お金持ちばかりが集まる高校に通いながらも実は貧乏という主人公・牧野つくしは「上野ではイメージが違う」ということで、井上にお鉢が回ってきた。井上は『キッズ・ウォー』(TBS系、1999年)で子役として有名だったけど、大人の女優としては未知数。だから大抜擢だった。

B:NHK大河ドラマ『八重の桜』主演の綾瀬はるか(28才)も、“代役”出身のはず。

A:ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』(TBS系、2004年)は、実は石原さとみ(26才)が主演予定だったんだ。

C:ドラマ放映の2か月前に映画版が公開されたけど、ヒロインの長澤まさみ(25才)は実際に丸坊主にする女優魂を世間に見せつけた。これが話題になったよね。だから、テレビドラマ版も丸坊主にするんだって、みんな勝手に思ってた。

A:確かに(笑い)。だから、すでに売れっ子だった石原は、ほかの仕事に支障が出ると断ったといわれてる。そのためテレビ局は急きょオーディションを実施。事務所の後輩で当時グラビアがメインだった綾瀬が選ばれた。

B:綾瀬は長澤のように、髪を実際に剃ってみせたね。病気でやせていく役作りのために夕飯をゆで卵だけにして、ダイエットしたんだ。この子の根性はこのころから本当にすごかった!!

A:男優では、『東京ラブストーリー』(フジテレビ系、1991年)の“カンチ”役の織田裕二(45才)が有名だよ。最初に企画のオファーをかけられたのは、緒形直人(45才)。ところがスケジュールがキツキツで断ったんだって。

B:緒形以外にも多忙が理由の代役秘話って結構あるよね。

C:『3年B組金八先生』(TBS系、1979年)も、武田鉄矢(64才)の予定じゃなかったと聞いてるけど?

B:そうそう。当初は『愛と喝采と』(TBS系、1979年)でデビューした岸田敏志(当時・智史、60才)だった。

C:『金八先生』の最終回では、岸田が新人教師役でゲスト出演していた。翌年から岸田主演の『1年B組新八先生』が始まったよね。

※女性セブン2013年6月13日号

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン