「美のスペシャリスト」として数多くの女性たちと接してきた高須クリニック・高須克弥院長が世の中のさまざまな話題に提言するシリーズ企画「カッちゃんに訊け!!」。68才になっても現在進行形で恋愛をしている高須院長に、モテる秘訣を教えてもらった。
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──現在、院長は西原理恵子さんとの恋人宣言もなさって、現役で恋愛をしていらっしゃるわけですが、60才を超えてなおモテるための努力は何かしているんですか?
高須:実はね、モテるために何かをやったことは今までまったくないんだよ。若い頃にモテるための研究みたいなこともしたことがない。
──そうなんですか!
高須:そうだよ。だって「淡白カッちゃん」って呼ばれてたくらいなんだもん(笑い)。
──すごいあだ名ですね。
高須:元々、あんまりそういうことが好きじゃないんだよ。「ヤリたくてたまらない」なんてことを思ったこともないんだもん。学生時代、それこそ、つきあいとかで風俗に行くこともあったんだけど、途中で逃げちゃうこともあったからね。「先輩どうぞ、先輩どうぞ」ってみんな先に行かせて、ぼくひとりだけになったら、遊ばないでそのまま帰っちゃう、みたいな。
──なんと、もったいない…。
高須:いやいや、そんなことないよ。ぼくの場合は、見も知らない女性とそういうことをするのが本当に好きじゃないんだよ。
──でも、院長は銀座のクラブとかですごくモテてるんじゃないんですか?
高須:全然モテてるわけじゃない。銀座のママがぼくに近寄ってくるのは、別にナニをしようっていうのではなくて、顔のしわやたるみを安く直したいだけだから(笑い)。もうみんな、目的はそれだよ。クラブに行っても「先生、私の顔はどこを直せばいいんですか?」「目の辺りを整形したいんですけど、いくらかかりますか?」なんて話ばっかりだからね。遊びに行ってるのに、診察してるのと変わらない。銀座のクラブで高い金を払って、なんでわざわざ診察しなきゃいけなんだよ!って思っちゃうよ(笑い)。
──美容整形外科医ならではの悩みですね…。
高須:ぼくの話じゃないけど、とある先生は銀座の某クラブのNo.1ホステスと一発ヤッて500万円の手術代をタダにした人もいたけどね。
── 一発で500万円ですか…。すごいなあ…。
高須:でも、噂が銀座中に回っちゃったみたいで、その先生のところには次から次へと「一発どう?」って言ってくるホステスが来ちゃったんだって。で、その先生もスキモノだから、いちいち相手してタダで手術してたら、さすがに収入も減っちゃって、しまいには「多少安くするから手術費を払ってくれ~」って女の子に泣きついたっていうんだよ(笑い)。
──すごい話ですね。淡白カッちゃんとはまったく逆ですね。
高須:でも、ホステスからしたら、性欲が強すぎるのも困りものだよ。結局、本当にモテるのは金払いが良くて、早く終わる男だから(笑い)。
──まさに淡白なほうがモテるってことじゃないですか!
高須:そう。だからぼくはモテるんだよ。早いどころか、しないんだもん(笑い)。むしろ「カッちゃんはもうできないんじゃないの?」なんて思われてるから、モテるのかもしれないけどね。でも、モテたいって思う人はヤリたいって思ってるだろうし、あんまり参考にならないかな(笑い)。
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どうやら「ヤリたい!」と思っている間はモテないというのが高須院長の説。「別にヤリたいわけじゃないよ」という余裕が出れば、自然とモテてくるということのようだ。若い男性には少々難しいかもしれないが、40代、50代以上の男性にとっては素晴らしいアドバイスではないだろうか。少なくともガッつくのだけはやめときましょう!
【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。
昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『バカにつける薬 ドクター高須の抱腹絶倒・健康術』(新潮OH!文庫)、『私、美人化計画』(祥伝社)、『シミ・しわ・たるみを自分で直す本』(KKベストセラーズ)、『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)など。近著は『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)。