大手予備校・東進ハイスクールで現代文を教える“今でしょ先生”こと林修さん(47才)。今年、CM出演をきっかけにブレーク。「いつやるか? 今でしょ!」はすっかりおなじみとなり、年末の流行語大賞の有力候補と目されている。
林さん自身、有名進学校から東大に進学。東大法学部を卒業した。指導している受験生も東大志望者ばかりだが、東大へのこだわりはないという。
「福山雅治ほどのルックスや亀田兄弟のようなパンチ力があれば、東大なんて行く必要はない。他に勝負できるものがあればそれを生かす道に進めばいいですからね」(林さん・以下「」内同)
そうまで言い切る林さんに、受験勉強は社会に出てどう役立つのか?と聞くと、こんな答えが返ってきた。
「センター試験の1か月前に生徒にいつも言っていることがあります。東大に行かないという選択もある中で、もし、本当に行きたいと思うなら、残りの1か月は集中しなければ。それができないと、自分はたった1か月も集中できない人間だという思いを抱えて生きていくことになる。
逆に1か月必死に頑張って落ちたとしても、自分は1か月は頑張れる人間だという自信が持てるようになる。1か月頑張った人は1年頑張れる、1年頑張った人は一生頑張れる。だから、受験勉強は、そういう人生に対する自信を築き上げる場にもなりうると、ぼくは考えています」
※女性セブン2013年6月13日号