わずかな差でも毎日の積み重ねこそがものをいう。何気ない日常の出費を徹底比較。ファイナンシャルプランナーなどお金のプロがジャッジした!
朝食にするならごはんとパン、どっちが得か。5kg2000円の米と、1斤180円の食パンでは、1食あたりの値段や調理にかかる電気代はほぼ同じだが、総合力で米が勝る!
「お米は炊いてそのまま食べられますが、パンはバターやジャムが必要。コストで米に軍配」(節約アドバイザー・丸山晴美さん)
「お米は栄養と腹持ちが違います。次の食事までの小腹満たしがなくなり、無駄買いが減れば、大きな節約に」(ファイナンシャルプランナーの花輪陽子さん)
小麦価格が上昇し、円安で輸入品の値段も高まっている現状を考えると、その差はさらに開きそうだ。
夏場のお風呂はどうか。湯船に浸かるのとシャワーなら?
「17分間シャワーを浴びると、一般的な浴槽にお湯をためる際の湯量200リットルに相当。仮に1人5分以内の利用なら、3人まではシャワーが勝ちますが、4人以上なら浴槽に200 リットルのお湯をためるのがお得になる計算に」(花輪さん)
お湯を沸かすときの、弱火と中火でも差がある。
ガスがもっとも経済的な威力を発揮するのは中火。2リットルのお湯を、火力が鍋底からはみ出ない状態で沸かす場合、強火=3.8円、中火=3.4円、弱火=4円。なんと、弱火は強火、中火より高くなってしまう。調理は常に中火を心がければ、節約効果は高い。さらに鍋ややかんは火が当たる面積が広いほどスピーディーに加熱ができ、ガスの使用時間を短縮できてお得!
トイレットペーパーのシングルとダブルでは?
「シングルは1巻60m、ダブルは30mです。1回の使用で、手で巻き取る長さの平均は、大の場合でシングルが177cm、ダブルが146cm。それぞれ計算すると、シングル1巻で約34回、ダブル1巻で20回となり、シングルのほうが断然お得です!」(丸山さん)
※女性セブン2013年6月13日号