1980年代のお笑いブームを牽引した『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)。多くの人気キャラクターを輩出してきたが、そのひとつが“ブラックデビル”だ。
ビートたけし(66才)扮するタケちゃんマンのライバルで、黒の全身タイツに黄色の大きな耳がトレードマーク。その奇妙なキャラをさんまが好演。実は、このブラックデビル役は、最初の回だけ高田純次(66才)だった。
お笑い評論家のラリー遠田さんが言う。
「高田さんが戻るまでの代役として抜擢されたのがさんまさん。当時、全国的にはまだ無名でした。ところが、たけしさんとのやり取りがバツグンにおもしろかったんです。さんまさんがいじられ役に徹して、たけしさんがツッコミまくる。このかけ合いで人気が沸騰し、さんまさんがそのままブラックデビルを演じ続けたんです」
高田の代役には西川のりお(62才)もあがっていたが、頭が大きすぎて衣装が入らず、話が立ち消えになったとか…。
※女性セブン2013年6月13日号