テレビ朝日系『痛快!ビッグダディ』は視聴率20%近くを叩きだし、著書『ビッグダディの流儀』の販売部数も10万部を超えた。いま、もっとも“数字を持っている”といわれるのがビッグダディこと林下清志さん(48)だ。
6月3日発売の週刊ポスト(6月14日号)では、プロインタビュアー・吉田豪氏を相手に、林下さんが初めて自らの「哲学」を明かしている。
子作りや借金、風俗についても痛快、そして大爆笑な問答を繰り広げる2人の間では、こんなやり取りも。
──で、『痛快!ビッグダディ』はまだ続きます?
林下:おととい東京に行ったときテレ朝の人らと会ったんですけど、「来週、(四男の)源志君の柔道の予選ですよね。それはもう番組をやるとかやらないとかじゃなくて、お父さん、撮っておかなきゃ。ウチでカメラマンを派遣して撮りますよ」って言われて、「いや、それはなし崩し的に番組が始まるんじゃないの?」って話になったんですよね。
──つまり続行決定、と。
林下:「前回、これで終わりっていうふうに視聴者には伝えてないので、視聴者は納得しないと思います。今度ホントにちゃんとした区切りとしてもう1回やらせてください」って言われて。
「それはおたくの都合じゃない。俺はもうやめるって言ったのに、おたくが最終回って付けなかっただけで」って。で、それがまた俺の金では食えないような飯を食わせてもらいながら言われたので、どうしたもんかと思って(笑)。ホント飯に弱いんですよねえ。
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ビッグダディの放送が始まったのは2006年9月。元妻との間に生まれた4男4女を連れた林下さんが岩手県から鹿児島県の奄美大島に移住する場面がスタートだった。翌年、そのテレビ放映を見た元妻が、再婚相手との間にできた3つ子を連れて突然来訪。最初は拒否していた清志さんだが、1年後、元妻との間に子供ができ再び入籍することに。
しかし、2011年に再び離婚。その頃、愛知県に出稼ぎに出ていた清志さんは、職場で18歳年下で5人の子供を抱えるシングルマザーの美奈子さんと知り合う。ふたりは意気投合し入籍。
今度は小豆島にて新たな生活をスタートさせ、2011年末には子供も誕生。さらに大家族となったが、この春に離婚し、夫婦はお互いに子供を連れて岩手県と宮崎県でそれぞれ暮らし始めたのだった。番組の放送は29回を数え、この4月の放送は平均視聴率19.3%を記録した。
最近、清志さんが美奈子さんのもとを訪れ再会したことで、放送再開と美奈子さんとの復縁が取り沙汰されている。そんな折に発せられたのが林下氏の上の言葉。まだまだビッグダディから目を離せそうにない。