「2人だけで打ち合わせしたほうがいい」「2人だけで反省会をやろう」「友達や同僚を連れてくると集中して会話ができないから、2人だけで会おう」──局員や制作会社問わず、番組に新しい女性スタッフが加わると、彼はそんなメールをしていたという。
5月31日、『NEWS ZERO』(日本テレビ系)のプロデューサーのA氏がセクハラで更迭されることが発覚した。彼からセクハラを受けた女性の中には、この4月から同番組に起用された山岸舞彩(26才)もおり、スポーツ紙の一面でも大きく取り上げられた。
報道によると、A氏は山岸の楽屋に居座ったり、反省会に執拗に誘ったりしていたという。「どうして彼が…」──A氏を知る人の間ではそんな声も少なくない。
「見た目は派手な業界人という感じなんですが、仕事に対しては真面目。男女分け隔てなく接するし、現場にもよく来るし」(制作会社スタッフ)
「とにかく仕事ができる人。立ち上げの時からZEROにいるんですから。一言でいうと兄貴的な存在で、頼りがいもありました」(番組関係者)
またA氏の仕事ぶりについて、みなが声をそろえるのがその人脈の広さだった。
「話も面白いしカリスマ性もあったから、芸能人を番組に連れてくるのが本当に上手でした」(テレビ局関係者)
小林麻央(30才)と市川海老蔵(35才)が結婚するきっかけになった対談をセッティングし、キューピッド役になったのもA氏だという。そして福山雅治(44才)と親友だというのも有名な話だ。
「福山さんのライブや被災地訪問とかにZEROが密着できたのはAさんの功績ですよ。プライベートでもよく飲みに行ってましたから、今回の件には福山さんも相当ショックを受けているでしょうね…」(前出・テレビ局関係者)
山岸は、「私自身がセクハラを受けたという認識はなかったですし、セクハラという言葉を自分から発したこともなかったので、セクハラという言葉がひとり歩きしている点は残念で、本意ではないです」とコメントしている。
※女性セブン2013年6月20日号