現在、篠原涼子(39才)主演のドラマ『ラスト・シンデレラ』が絶好調だ。アラフォー女の本音と、毎回エスカレートしていくHシーンが話題を呼び、初回から7週連続で視聴率がアップ。これは視聴率がデータ化された1989年以降の民放連続ドラマで初めての記録だという。
篠原は、プライベートでは長男(5才)と次男(1才)の子育てをする二児の母。家事と育児をこなしながらも、仕事にはストイックで、次男出産後、3か月で16kg減量してこの連ドラ復帰を果たした。
そんな忙しい彼女がいつも気にかけていることがある。昨年2月に亡くなった、夫・市村正親(64才)の母・こうさん(享年87)が住んでいた埼玉県内にある自宅だ。
「ちょっと見てみてくださいよ。こうさんが亡くなって1年以上経ちますが、今も庭の植栽はきちんと整えられているし、家の周りにはゴミひとつ落ちていないんですよ。聞いたらね、篠原さんが、生前からこうさんの自宅に出入りしていたお手伝いさんに手入れをお願いしてるんですって。
この土地はね、市村家代々のもの。そして家はこうさんが愛し、正親さんが生まれ育った場所。篠原さんにとっては、実の母のように慕ったこうさんとの思い出がつまった大切な場所なんですよね」(地元住民)
2才の時に実母を亡くして以来、姉と兄とともに父子家庭で育った篠原。彼女が義母に抱いた思いは、嫁姑の関係を超えた特別なものだった。
「一緒に洋服を選んでいるのを見たことがあります。“お義母さん、そっちよりこれの方が似合いますよ”って気兼ねなく服を選んであげてらして。その逆もありましたよ。まるで本当の母娘のようでしたね」(市村家を知る人)
晩年は脳梗塞のため入院することが多くなった義母が寂しい思いをしないようにと、篠原は長男を連れてたびたび見舞っていたという。
<好きな人を産み、育てたお母さんだと思えば、どんなに冷たいことを言われてもついていけるんじゃないかな。好きな人のお母さんだからこそ教えてもらえることも多いだろうし、厳しさも愛情の裏返しだと思ってね>
結婚後のインタビューでそう話すほど、義母は篠原にとってかけがえのない存在だった。
※女性セブン2013年6月20日号