現役東大生にしてクイズやバラエティー番組に出演することは1990年代初めは極めて珍しく、一躍、高学歴タレントのパイオニアとなったのが高田万由子(42才)だった。
1999年に結婚したバイオリニストの葉加瀬太郎氏(45才)との間に、長女(13才)と長男(6才)をもうけ、現在一家はイギリスで暮らしている。
そんな高田が5月28日放送の『解決!ナイナイアンサー』(日本テレビ系)に出演。人知れず抱えていた子育ての苦悩を明かした。
「息子が暴れん坊すぎ! 暴れん坊というか、言うことを聞かない…ワル。悪いの! ホントに、ダメと言ったことをやるのが好きなのね。口で言って“ダメよ”って言うと、二言めには手が出て…」
長男は空手を習っていることもあり、力が強く、叩かれると本当に痛いという。また殴ったり、蹴ったりするだけでなく、「殺す」「刺す」といった物騒な言葉も飛び出すのだそう。そんな息子を高田は、「本当に嫌いだった」とまで打ち明けた。
その一方で、思春期の長女に関しては「天使ちゃんなので、全然大丈夫!」と顔を輝かせる。
「空気も読めるし、勉強もちゃんとしてくれるし、性格もいいし、本当に問題がない子なので、問題があるとすれば息子。全部いいものを娘が持って行っちゃった感じで、お腹の中に何も残ってなかったのか!っていうぐらいに、ワルで、本当に悪いんです」
優等生ママの高田が、そんな「きょうだい差別」ともいえる告白をしたことで、ママたちの間には波紋が広がっている。
まずは高田に否定的な声から。
●48才主婦(17才長男、16才長女、13才次男)
「同じように育てているのに、性格は3人とも違いました。でも、どの子も同じようにかわいかったですよ。高田さんは子育ても完璧主義になりすぎてるんじゃないですか?」
●40才パート(11才長女、8才次女)
「自分に従順な子供しか愛せないのって残念です。言葉に出さなくても、子供は普段から敏感に空気を感じて、自分とお姉ちゃんに対する両親の態度や接し方の違いを見てると思いますよ」
同番組では2人以上の子供を持つママ100人に「きょうだいの性格の違いに悩むか」とのアンケートを実施。そのうち30%が「はい」と回答し、高田のように悩んでいるママも少なくないという実態が明らかになった。
実際、本誌の取材でも、高田の悩みに共感する声もたくさんあがった。
●35才栄養士(10才長女、7才長男)
「下の子が生まれると上の子がかわいく思えなくなるとはよく言いますが、私は高田さんと同じで、上が女の子で下が男の子だったけど、息子は憎らしかった。男の子は本当によく動くし、力も強い。抱っこも好きじゃなく、ぐずってもあやすことができないから、大泣きを傍観してるだけ。イライラしか募らなかったですね。思春期のことを考えると正直怖いです…」
●46才会社員(16才長女、13才次女)
「長女は言葉を話し始めた頃から、1を聞いて10を理解する子だったので、ついいろいろ期待して厳しく育ててしまったかもしれません。私はおおざっぱな性格で次女と似ているんですが、そういう意味で長女とは性格が合いません。今長女は反抗期まっただ中だから、お互い癇にさわる存在になってしまっています」
※女性セブン2013年6月20日号