聖徳太子が607年に創建したと伝えられる奈良・法隆寺。金堂と五重塔を中心とする西院伽藍は、現存する世界最古の木造建築群であり、世界遺産にも登録されている。
別名を斑鳩(いかるが)寺と呼ばれる法隆寺は、四季折々の装いを見せるが、6月に入ると菖蒲の花が咲き、木立の新緑が美しい季節を迎える。6月4日、修学旅行で、この法隆寺を初めて訪ねられた愛子さま。
「五重塔の前で、引率の先生が“これはみんな、わかるよね~?”と質問をすると、愛子さまは“ウンウン”と頷かれていました。その後、先生の説明に真剣に耳を傾けられ、熱心にメモを取られていました。修学旅行前の授業でお勉強した歴史ある建物を実際にご覧になって、感動されているように感じました」(学習院関係者)
学習院初等科6年生の修学旅行は、冒頭の法隆寺をはじめ、奈良市、明日香村、斑鳩町などを巡り、日本の歴史や文化に触れる2泊3日の日程となっている。
愛子さまたちは、6月4日午前8時、東京発の新幹線のぞみ207号で旅立たれた。
「新幹線に乗られると、愛子さまは3人掛けの座席の真ん中に座られました。両サイドには仲良しの女の子のお友達が座っていて、3人で旅のしおりにメモをしながら、楽しそうにおしゃべりをされていましたね。ときおり立ち上がっては、後ろの席のお友達に話しかけられていました。
富士山を通過する際には、身を乗り出して窓の外の景色をご覧になっていて、本当にウキウキしているのが伝わってきました」(前出・学習院関係者)
新大阪駅まで新幹線で移動すると、そこからはバスに乗り換え、今回の修学旅行先である奈良県へと向かわれた。最初の目的地が、冒頭の法隆寺。
「昼食は法隆寺内の聖光堂でとられました。奈良の郷土料理である、鯛と鮭の柿の葉寿司と関西風のきつねうどんが出されたんですが、どちらも初めての味だったようで、愛子さまはお友達と“おいしいね”などと、楽しそうに召し上がっていらっしゃいました」(前出・学習院関係者)
※女性セブン2013年6月20日号