六本木ヒルズがオープンから10年を迎えた。かつて「ヒルズ族」といえば、六本木ヒルズに本社を置く企業の代表者たちのことを言った。そして今、「ネオヒルズ族」と呼ばれる新興勢力が台頭している。そのネオヒルズ族の代表格与沢翼氏が、いまの六本木ヒルズについて語った。
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六本木は僕を受け入れてくれる街なんですよ。初めていくキャバクラやクラブでも最初からVIP待遇してくれますから。
成功すると女性の眼は変わりますね。彼女たちはお金に加えて知名度のある男に寄ってきます。お金だけじゃダメ。
最近はテレビ局の人に誘われることが増えました。僕が会計を全部持つからですかね。
昨日は7人で飲みに行って、一晩で86万円くらい使いました。100万まではいいかァと思う。4軒ぐらいハシゴして、朝から仕事なんてしょっちゅう。
キャバクラは大体行きつくして、最近のお気に入りは足湯がついている焼肉屋とか金粉が振ってくるカラオケとかですかね。
26歳の時にミッドタウンに住んでから5年。当時はヒルズかミッドタウンじゃないと家じゃないって感覚でした。
僕が六本木を選ぶ理由はただ一つ。ここが、若くてエネルギッシュなヒトが集まる街だから。その分、胡散くさいヒトも多いですけど(笑)。
会社も六本木だし六本木中心に住まいは5軒。ちなみにミッドタウンのマンションの家賃は250万円で家賃総額は800万以上。車が好きなので7000万円のロールスロイスと4000万円のフェラーリ、3500万円のベントレーを購入し、専属運転手は4人います。大体買ってしまったので欲しいモノはありません。
よく比較されるのが堀江(貴文)さんを中心とした“元祖ヒルズ族”の方々。でも、やっていることもスキームも異なります。今の地盤をベースにITの全域に挑戦して、日本を代表したいですね。
●与沢翼(よざわ・つばさ):1982年生まれ。株式会社フリーエージェントスタイル会長。高校中退後、30種以上の職種を経験した後、大検取得、早稲田大学卒業。アパレル会社設立倒産を経験し、2011年、10万円の元手で、一人でアフィリエイト(成功報酬型広告)事業をはじめて大成功、自身の成功体験をDVDや講座として販売する情報商材ビジネスでも大成功し、“ネオヒルズ族”の象徴となる。
撮影■渡辺利博
※週刊ポスト2013年6月21日号