小学校生活最大のイベントである修学旅行−−愛子さまも集団での新幹線移動、寺社見学、お友達との宿泊など、皇族というお立場上、普段はなかなか体験できないことを楽しまれた。学習院初等科では、修学旅行のお小遣いは「2500円以内」となっている。
「ただし、買い物はホテル内のお土産売り場だけと決まっています。残念ながら、法隆寺や東大寺などの観光名所での買い物や買い食いは禁止されているんです。
児童たちはみな予算の中で、家族へのお土産を選ぶわけですが、そのお小遣いのやり繰りも愛子さまにとっては初めての体験でしょう。お金のありがたみなどを学ばれ、一段と成長されたことでしょう」(学習院関係者)
そんな愛子さまの帰りを東京で待たれている雅子さま。しかし、そのご様子はいつもとは違ったものだという。
「これまでなら、愛子さまのお泊まりでの学校行事の際には、不安と心配でとても神経質になられていました。しかし、今回は穏やかなご様子で、愛子さまの帰りをお待ちになられているようです」(宮内庁関係者)
その背景には、ママ友たちとの交流があった。
6月1日、学習院初等科では「全校参観日」で授業参観が行われた。この日、皇太子さまとご一緒に雅子さまは愛子さまの授業を見学された。
「愛子さまのクラスは国語と社会の授業だったんですが、社会では奈良時代の歴史を学ばれたんです。修学旅行で行かれる場所のお勉強だったようですね」(前出・学習院関係者)
授業参観を終えると、雅子さまは愛子さまの同級生のママ友と児童3組を極秘に東宮御所に招かれた。
「新学期が始まってからは、オランダご訪問などの準備でお忙しかったため、雅子さまは修学旅行に関する父母会は、女官にお任せになり、すべて欠席されました。そのため、今回、雅子さまはママ会を開いて、修学旅行に関する情報を直接お聞きになられたようです。ママ友たちとのコミュニケーションの中で不安は払拭されて、精神的にも落ち着かれ、愛子さまを笑顔で見送られたんです」(前出・宮内庁関係者)
※女性セブン2013年6月20日号