かつて、不倫や浮気といえば夫のものというイメージだったが、不倫が発覚して離婚に至った矢口真里のケースのように、妻の不倫・浮気も増えている。そして、不倫がバレるきっかけにもパターンがあるという。
「男性は、奥さんが携帯電話をコソコソ持ち歩くようになったとか、今までと同じ職場なのに急に帰りが遅くなったとか、化粧や洋服が派手になったりして、おかしいと思われるようです」
離婚専門の行政書士、吉原寛子さんは、発覚のきっかけをそう話す。確かに、それだけわかりやすい変化があれば、疑われるのは当然のようにも思える。だが、一般的には、男性に比べると、女性はとにかく念入りで慎重な行動をとるケースが多いようにも思えるが…。
「女性はよく『まさか夫がそこまで私の行動を見ていたとは』と言います」
と話すのは女性からの離婚相談を数多く受けてきた弁護士・淺松千寿さん。
「女性は、隠すのがうまい。でも、夫とはセックスレスだから、私のことなんて見てないだろう、関心もないだろうという油断と諦めもあるので、やがて隠すことすらしなくなるんですね。それで、フェイスブックやツイッターなどに赤裸々に書き込んでしまったりして、自爆してしまうものなんです」(淺松さん)
髪形やネイルの変化にも気づかない夫。でも、妻から伝わる異変には敏感に反応しているのかもしれない。浮気調査を多く扱ってきた探偵社の調査員はこう話す。
「男性の場合、浮気をしていても妻とセックスをする人が多いですが、女性の場合は、途端に夫とのセックスを拒むようになります。だから夫は『これはおかしいぞ』と思って、携帯を見たりパソコンの履歴を調べたり…といったことをした末に、依頼に来られるかたが多いですね」
そして、ひとたびプロに浮気調査を依頼されて尾行や張り込みをされたら最後、もし浮気をしていれば、「100%証拠を掴む自信があります」(前出の調査員)とのこと。最初はどんなに警戒していても、いざふたりになると警戒もやがてゆるみ、決定的な写真を撮られてしまう。
※女性セブン2013年6月27日号