プロインタビュアー・吉田豪氏を前に大いに語るビッグダディ・林下清志さん(48)。前妻・美奈子さんについても忌憚はない。美奈子さんはビッグダディがキャバクラに行ったことを明かした後、離婚したというのに「何、あんたキャバに行ったの?」と怒ったという。
──まあ、美奈子さんは嫉妬深いみたいですよね。
林下:自分の男に全力投球って、あいつの素晴らしい才能だと思いますね。だって俺がウンコするときもついて来てましたからね、ホントに。
──その過剰な思いって受け止めきれるものですか?
林下:俺は悪い気はしませんでしたね。俺ごときにそれだけ興味、関心を寄せてくれるっていうことは。いままで、そういう扱いをされたことがなかったので。そういう意味では美奈との生活はホントに、平たい言い方をすれば幸せでしたね。
──美奈子さんは嫉妬深いから本を書くのも大変だったって噂を聞きましたけど。
林下:そうです。元嫁のことには一切触れるな、ひと言でも元嫁のことを書くんだったら本は出すなって美奈に言われて、それで面白い本が書けるわけねえだろ、と。もう美奈と別れることが決まってたので、離婚したあとに出るのは問題ないだろうと思って、美奈に隠れて書いたんですよ。
──本で衝撃だったのは「避妊はしない。計画的に家族をつくるという発想に違和感しきり」という発言ですよね。
林下:でも、計画的に家族をつくるってホントに神への冒涜であって、生き物として終わってますよ! あらゆる生き物がどうやって自分の子孫を残そうかって考えて生きていく中で、何様だっていう話で。合点がいきませんよね。
──このモットーで生きるのは大変だろうと思います。
林下:いえ、そんなことないですよ。美奈と一緒になって一人子供ができてからはコンドームも買いましたから。人生初コンドーム!
──初だったんですか!
林下:初です。俺の子供を妊娠する可能性を100%否定したセックスに興味がないっていうか。「え、じゃあなんのために俺とヤるの?」って思っちゃうんですよね。まったく興味ないです。それと人のものには興味ないです。やっぱり俺のものじゃないと。
※週刊ポスト2013年6月17日号