スポーツ

走り続ける姿にグッとくる チーム本田圭佑に挑むお父さん達

お父さんチームにゴールを止められ、本気で悔しがる本田監督

 ブラジルW杯への出場が決まった興奮が冷めやらぬ中、コンフェデレーションズカップがスタート。強豪・ブラジルとの戦いを皮切りに、サッカー日本代表の活躍が気になる日々が続きそうだ。

 そんな日本代表のエースのひとり本田圭佑選手に、サッカーで戦いを挑んだお父さんたちがいる。ある全国大会常連校サッカー部OBのメンバーだ。「アクエリアス」のTV CMでも、その一部が放映されているが、サイトで公開されているフルストーリーを観ると、そのひたむきさにグッとくる。

「もう一度、仲間とサッカーがしたい」と、今も少年サッカーの指導をしている松倉さんを中心に集まったメンバーは、かつて高校サッカーの強豪校でガツガツやっていたとはいえ、45歳の立派なオジさんたち。練習の合間に「あぁ……キツイなぁ」とつぶやく声に、ひしひしと実感がこもっている。

「サッカーに関する筋肉というのがもう、かなり衰えている」「頭で考えているものが、そのままできない」というジレンマの中で、お父さんたちは走り続ける。「けちょんけちょんにされちゃうかもしれませんが、その中でも、少しでも相手を本気にさせたい」そんな思いを込めて。

「息子たちも応援に来るので、勝ちに行ってる父親の姿を見せて、子供たちにもそれぞれがんばって欲しい」そう語るのは、高校時代はキャプテンだった背番号4の田中さん。息子さんの「お父さんがサッカーやってなかったら、僕たちもサッカーやってなかったかもしれない」と語る、キラキラした表情も印象的だ。

 キツイ練習を重ねて1か月、家族の声援を受けて、いよいよ本田圭佑選手が監督をする「チーム本田」に、お父さんたちの「チャレンジャーズ」が挑む試合開始のホイッスルが鳴る。だが試合展開は、若くてキレのいい相手チームに容赦なく、かわされ、倒され、一方的に点を入れられてしまう。

 しかしそんな中で、試合途中で田中さんが足を痛め、ピッチの外でストレッチするのを心配そうに奥さんが声をかけに行く姿や、たくさんの子供たちが応援する「お父さーん!」「お父さん、がんばれー!」という声援に、家族の絆を感じるし、それに応えて走り続ける姿は、スマートじゃなくたって、カッコイイ。

 必死で向ってくるお父さんたちに、本田監督も手を抜くことなく、ゴールを止められたら残念がり、チーム本田の選手たちには「完璧求めようよ」と檄を飛ばす。“本気には、本気で応える”ことで、対戦相手に敬意を払っているのだ。

長い戦いの末、7点という圧倒的なビハインドの中、「意地でも絶対、点取りますから」と力強く語っていた松倉さんが、セットプレーからゴールを決めると、家族たちの大歓声が上がる――。

 このマッチアップは、「アクエリアス」の『LIVE BETTER』=「チャレンジを通じて、よりよい自分になる」がテーマの『NEW YOU. つづけるキミに、道はひらく。』キャンペーン第二弾にて実現。本田選手もこの映像の中で「過去のことを語っている時間があれば、僕はチャレンジしたいと思うんです」と語っているように、チャレンジし続ける人を応援する取り組みだ。

 前作では、北島康介選手と細川大輔選手のサポートで、75歳のおばあちゃんが25mクロールにチャレンジしているのだが、このおばあちゃんがとってもかわいくて、こちらのフルストーリーも心温まる仕上がりになっている。

 6月16日(日)は父の日。がんばるお父さんの映像を一緒に観ながら、75歳でもチャレンジし続けるキュートなおばあちゃんを一緒に応援しながら、「お父さんが、これまで1番がんばったことって何?」「お父さんの武勇伝を教えてよ」と話を聞くのも、いい父の日の過ごし方になりそうだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

隣の新入生とお話しされる場面も(時事通信フォト)
《悠仁さま入学の直前》筑波大学長が日本とブラジルの友好増進を図る宮中晩餐会に招待されていた 「秋篠宮夫妻との会話はあったのか?」の問いに大学側が否定した事情
週刊ポスト
新調した桜色のスーツをお召しになる雅子さま(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
雅子さま、万博開会式に桜色のスーツでご出席 硫黄島日帰り訪問直後の超過密日程でもにこやかな表情、お召し物はこの日に合わせて新調 
女性セブン
NHKの牛田茉友アナウンサー(HPより)
千葉選挙区に続き…NHKから女性記者・アナ流出で上層部困惑 『日曜討論』牛田茉友アナが国民民主から参院選出馬の情報、“首都決戦”の隠し玉に
NEWSポストセブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバム、
「『犯罪に関わっているかもしれない』と警察から電話が…」谷内寛幸容疑者(24)が起こしていた過去の“警察沙汰トラブル”【さいたま市・15歳女子高校生刺殺事件】
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(時事通信フォト)
《「心神喪失」の可能性》ファストフード中学生2人殺傷 容疑者は“野に放たれる”のか もし不起訴でも「医療観察精度の対象、入院したら18か月が標準」 弁護士が解説する“その後”
NEWSポストセブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバムと住所・職業不詳の谷内寛幸容疑(右・時事通信フォト)
〈15歳・女子高生刺殺〉24歳容疑者の生い立ち「実家で大きめのボヤ騒ぎが起きて…」「亡くなった母親を見舞う姿も見ていない」一家バラバラで「孤独な少年時代」 
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《広末涼子が釈放》「グシャグシャジープの持ち主」だった“自称マネージャー”の意向は? 「処罰は望んでいなんじゃないか」との指摘も 「骨折して重傷」の現在
NEWSポストセブン
大阪・関西万博が開幕し、来場者でにぎわう会場
《大阪・関西万博“炎上スポット”のリアル》大屋根リング、大行列、未完成パビリオン…来場者が明かした賛&否 3850円えきそばには「写真と違う」と不満も
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
週刊ポスト