女性ファッション誌『CanCam』7月号が「ぽっちゃり体形」の女性“ぷに子”がモテているという特集を掲載し話題となっている。
そこで本誌も20~60才までの男性50人に緊急アンケートを実施し、独自に“ぷに子”のモテ度を検証してみた。
「デブを肯定しているとしか思えません。60kgを超える体重を聞いた瞬間にドン引きする」(33才)
「太っている女性はだらしない性格に思えてしまって、とてもつきあえない」(40才)
「娘がそんな体重になったら、叱りつけてでもダイエットさせる」(50才)
「結婚して20年、太ったなと感じる妻でも57kg。60kgを超えたら一緒に歩いていて恥ずかしいレベルです」(48才)
と、ぷに子に“NG”を叩きつける声が圧倒的に多かった。中には「浮気しなさそうな安心感がある」(38才)
「ぷに子と一緒だと、自分もストイックに生きなくていい気がして楽なので、アリです」(33才)といった擁護派もわずかにいたが、総じて厳しい結果に。
その背景には、世の男性の“ぷに子観”が女性とは異なるという事情があるようだ。
本誌アンケートで男性に「ぷに子だと思う芸能人」を挙げてもらったところ、AKB48の小嶋陽菜(25才)、優木まおみ(33才)、貫地谷しほり(27才)、綾瀬はるか(28才)、深田恭子(30才)、安めぐみ(31才)、優香(32才)、鈴木京香(45才)、浅香唯(43才)、渡辺満里奈(42才)など、いずれも女性からすると「え、細いじゃん!?」と思わず叫びたくなる女性の名が次々と挙がった。
本誌が女性にも同じ質問をしたところ、回答は渡辺直美(25才)、柳原可奈子(27才)、大久保佳代子(42才)、アジアンの馬場園梓(32才)といった女芸人を筆頭に、磯山さやか(29才)、有働由美子アナ(44才)、松下由樹(44才)、松坂慶子(60才)といった面々が並んだ。
女性陣が名前を挙げた芸能人に対して、男性からは、「“ぷに”ではない」(35才)、「完全に“おデブ”」(41才)という厳しい声が上がってくるのだが、逆に、女性からすると男の言う“ぷに”は“ぷに”ではなく、“普通”もしくは“やせ”の体形と、かなり見解が異なるのだ。
この男女間の違いをコラムニストの今井舞さんは、こう説明する。
「結局、男性は何cm何kgという数字よりも、おっぱいや二の腕といった肌の“ぷに”っとした質感で判断しているんでしょう。例えば、走っていて“ぷよんぷよん”としていて柔らかそうな感じであれば、やせていても“ぷに子”と認識するわけです。
でも女性は体重とか、数字的な意味でぽっちゃりだったり、太っていてもモテそうな女性を“ぷに子”とするわけで、違いが出てくるのは当然の話。もちろん“ぷに子”を好きな男性が増えているのは事実でしょうけど、それを“ぽっちゃりでもモテる”と錯覚してしまうのは危険。所詮、男が好きなのは、体形以前に“顔がかわいい子”ですから(笑い)」
“どっちにしても、もう遅いんですッ!”、本誌編集部のぷに子代表・N子(51才)はお腹をつまみながらこう嘆くのでした。
※女性セブン2013年6月27日号