積極的に結婚するための活動を「婚活」と呼ぶ。男女が積極的に結婚へ向けてお見合いをしたり、パーティへ参加するなどして出会いを求めていくことをそう呼んでいるが、今は子供に代わって親が活動する“代理婚活”なるものもあらわれた。
通常の恋愛結婚では、親同士が揉めて破談になったり、相手の家族とギクシャクして苦労したりするケースは多い。親同士がお互いを認め合ってからの結婚となれば、そうした心配は無用だ。親による婚活を成功させるポイントは何か。
「大事なのは、自分の子を過大評価せずに、常識的な範囲でお相手探しをすること。子供は相手に高学歴や高身長、顔が良いなどの好条件を望みがちです。そんな条件にぴったり合う人はなかなかいません。そこで親が“人柄が一番よ”とか“あなたはそういうけど、現実には一緒にいて安らげる人がいいんじゃない”などと間に入っていけば、結婚しやすいことが多いと思います。
親が子供と一緒になって“相手は一流大卒じゃないとダメよ”とか“身長160センチなんて低すぎる”なんていっていたら、親子で相手をつかみ損ねかねません。親が自分の人生経験にあわせて、子供が気づかないところをアドバイスすることがうまくいく秘訣です」(「親の縁は子の縁」交流会代表・斎藤美智子氏)
※週刊ポスト2013年6月28日号