6月19日にアルバム『I AM ME』を発売した田原俊彦(52)。スペシャルMCを務める『爆報!THE フライデー』(TBS系)の視聴率も好調で、メディア露出がほとんどなかった一時期の低迷を脱した感がある。16日には、音楽番組『LIVE MONSTER』(日本テレビ系)にも出演した。
「数年前までは、新曲発売の際でも音楽番組に出演できなかったし、テレビで宣伝する機会にもほとんど恵まれなかった。それを考えれば、レギュラー番組があって、音楽番組でも歌える。ゴールデンタイムの『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)などにも出演するなど、明らかに状況は以前と変わっています」(芸能記者)
毎回、歌手に所縁のあるゲストを呼ぶ『LIVE MONSTER』には、親友であるサッカー界のキング・カズこと三浦知良(46、横浜FC)も登場した。番組ではカズもステージ上で一緒に歌い、さらには「カズダンス」の最後の股間に手を置く仕草が田原のダンスを参考にしたことも明かし、二人でカズダンスを踊った。
「これまでも『ザ・ベストテン』や『夜のヒットスタジオ』の特番に田原が出演した際、カズは度々出演してきました。
田原のデビュー20周年のときには、カズが『トシさん、なにか僕にできることないですか!』といい、20周年記念シングル『涙にさよならしないか』のプロモーションビデオに出演したほど、2人の絆は強い。
ただ、あくまで田原が主体となる音楽関連でしか共演はありません。それが、唯一無二の条件。これまで音楽関連以外で共演したのは、カズがセリエAに行く直前に、地方局で対談したくらいです」(同前)
共演はしなくても、カズはなにかと田原の名前を口にしている。Jリーグが20周年を迎えた5月、『報道ステーション』(テレビ朝日系)に出演。登場と同時に、聞き手の中山雅史と澤登正朗に「田原俊彦です」と自己紹介。着席すると、足を高く上げるトシちゃん芸を披露し、笑いを誘った。
2年前には、自著の発売記念トークショーで、田原の持ち歌である『君に薔薇薔薇…という感じ』を熱唱している。
「『報道ステーション』は高視聴率番組だし、トークショーで歌えば新聞で取り上げられて拡散する。カズは“トシちゃんPR”を狙っているのかもしれません。一つ言えることは、根底には、『好きだから歌う』『好きだからマネする』という精神が、びんびんと宿っているのは間違いありません」(同前)