夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せられたのは、ご主人(38歳)が空調メーカー勤務の奥様(35歳)。ご夫婦は、東京都と島根県の出身です。
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夫婦で、主人の上司である部長宅の新築祝いへ。部長の大学時代の友人夫妻も2組来ていて、お酒が入ったオジサマたちは出身地のちょっとエッチな方言の話をし始めました。
「熊本では女性の大切なところを『ボボ』っていうんだ。ボボ・ブラジルっていうレスラーがいただろ? 『ブラジル』としか表記されなかったんだ」
「大阪では顔のでき物を『めんちょ』っていうんだけど、島根では同じ意味らしいよ」
私が真っ赤になりながら「実は私、島根なんです」というと、オジサマたちはヤンヤの大喝采。これに負けじと思ったのか、主人が「イタリアでは『私』が『イォソノ』で、『チンチン』が『カッツォ』なんですよね。サザエさんの磯野カツオは『私のオチンチン』っていう意味なんです」
得意げに鼻を膨らませる主人に「キミはイタリア出身じゃないだろ!」と大ブーイング。主人のメンチョ、じゃなかった、メンツ、丸つぶれでした。
※週刊ポスト2013年6月28日号