6月12日、歌手・和田アキ子(63)がデビュー45周年記念コンサートの公開リハーサルを行なった。
リハ終了後の囲み取材が終盤に差し掛かると、「そろそろ聞きたいことあるんじゃないの?」とみずから切り出した。記者団が不倫騒動の末に離婚した矢口真里(30)について質問をぶつけると、和田は、「早くはっきりさせたほうがいい。もうタイミングは遅いけど。人の道に反したというか。法には触れていないけど、夫婦のルールに背いたわけですから」と辛口コメントし、テレビや新聞でも大きくとり上げられた。
このように、和田は「芸能界のご意見番」として君臨しているが、「和田アキ子」と検索すると、関連ワードに「何様」と出てくるほど、世間にはアンチが多いことも事実。なぜ、和田は矢口について言及するのだろうか。芸能記者はこう分析する。
「紙面を割いたり、テレビで放送したりするには、何らかの引きがないといけない。『歌手・和田アキ子』にスポットを当てるだけでは、小さな囲み記事程度になってしまう可能性が高い。それは本人がもっとも熟知しており、『矢口真里』というホットワードについて話せば、大きくとり上げてもらえるとわかっている。だから、みずから切り出すわけです」
歌手としては、収容人数4000人近いNHKホールでコンサートをするほどの人気がある和田。その動員力は、リップサービスから生まれているといっても過言ではないという。
「メディアにたくさんとり上げてもらえれば、コンサートに来るお客さんも自然と多くなる。知る機会が増えるわけですから。そういう事情もあって、和田さんはリップサービスをしている。芸能人として優秀な作戦だと思います。
なんだかんだいって、世間もアッコさんの発言を話題にしますからね。たしかに嫌いな層もいると思いますが、逆にいえば、それほど注目されている証拠。芸能人・和田アキ子として、自分が求められるものがわかっている」(同前)