この春、フリーに転身してからも引く手あまたの人気者の高橋真麻(31才)だが、今インターネット上の掲示板やツイッター上で猛バッシングを受けている。
6月11日放送の『キャサリン三世』(フジテレビ系)の一般イケメン男子の見た目をぶった切るという企画で、「なんかちょっといけ好かない感じ」などと、毒舌発言を繰り返してしまったのだ。
これまで毒舌で失敗してきた人は真麻だけじゃない。原作・鈴木おさむ氏(41才)の映画を「ちっとも面白くない」とツイッターで批判したキングコング西野亮廣(32才)や、ブラックマヨネーズの吉田敬(39才)もツイッター上で生活保護問題について一般人とのやりとり中の毒舌で大炎上している。
今や空前の毒舌ブーム。有吉弘行(39才)は、芸能人に皮肉めいたあだ名をつけ再ブレーク。同じく毒舌で時代の寵児となったマツコ・デラックス(40才)もいる。
有吉やマツコはOKで、真麻の毒舌は、なぜこんなにも多くの人からNOを突きつけられたのか?
ペリー荻野さんは、毒舌OKとNOの境界線をこう見る。
「条件は3つぐらい。ひとつは人生経験。わかりやすく言えば80、90才になれば何を言ってもいいみたいなところがあります。“いじわるばあさん”ってよく言ったもんだと思いますが、彼女たちの場合、どんな辛辣な言葉でも、壮絶な人生を歩んできたという説得力で受け入れられます。
次が苦労を知ってるかどうか。例えば、オネエの人たちの毒舌はみんなが許す。それはカミングアウトするまでの葛藤やマイノリティー的な立場の苦労を経験していると見ているからです。
3つめは言葉のセンス。頭がよくてボキャブラリーが豊富な人じゃないと厳しいと思いますね。毒舌を言うからには逆に反論される覚悟もしなくちゃいけない。そうするとある程度の理論武装が必要になるんです」
では日常生活の中で私たちが毒舌を使う場合にはどうしたらいいのか? まずは言ってみて、周囲の反応を見ながら「なんてね」とか「言ってみたりして!」などと、毒舌の後につけて冗談にしてみる。
この際、周りが引いてるようならすぐにストップ。またそもそも自分にどれくらいセンスがあるのか知りたいなら、有吉のようにあだ名を考えてみるのもアリ。決して簡単でないことがわかるはず。
しかしペリーさんは、一般的にママ友間での毒舌はタブーだと言う。
「ママ友ってみんなで群れて仲良くしてるようだけど、同級生とも違うし、微妙なつながりなので、その中で毒舌キャラを確立しようっていうのはやめたほうがいいでしょう。共通の悪口言うと連帯感が生まれるような気がするけど、そうじゃないときが多いですからね…」
※女性セブン2013年7月4日号