「少女時代」や「KARA」にそっくりの、スタイル抜群白肌おねーちゃんが多くいるという噂の赤坂高級韓国クラブに行ってみたいけれど、その実態がつかめず二の足を踏んでいるそこのアナタ。韓国クラブを舞台にした漫画『女帝 由奈』(「女性セブン」連載中)の原作者でもある作家の倉科遼氏が、実体験を基に解説します。
「料金システムは単純明快。席料が2万円、基本はウイスキーのシーバスリーガルの12年(2万円)か、18年(4万円)のどちらかが置かれている。指名料、同伴料は共に1万円。フルーツ盛りなどおつまみも全て1万円。税やサービス料もかからないから、指名などしなければ2人で6万円程度が相場になります」(倉科氏。以下「」内同)
コリアンバーやスナックは全国至る所にあれど、このようなシステムは赤坂に多い韓国クラブ特有。
ほとんどの店にシンセサイザーの演奏者がいて、生演奏をバックに歌うことができるのも赤坂が高級をウリにしているからだ。しかも、客の歌声に合わせてキーも調整してくれるのでいつもより2割増しで上手に聴こえるという。ただ、気持ちよく歌って長居していると銀座並の値段をとられることになりかねない。
「韓国の女の子はことごとく酒が強く、小グラスにウイスキーを注いではグイグイ飲む。中でも有名なのがビールとウイスキーを混ぜた“バクダン”です。これを皆で飲み始めると一気にボトルが空いていく(笑い)」
客とグラスを持った腕を絡めて、2人で一気飲みというのも赤坂スタイル。思わず「ゆっくり飲もう」といってしまいそうだがそれではこの街ではモテない。彼女たちにとってカネ払いの良さがそのまま男の魅力につながるからだ。
「ここでは足繁く通いカネを使って初めて男として意識してくれる。逆にいえば、カネさえ使えば落とせるんです。一度男女の関係になれば長い。情が深く、韓国に帰ってからも関係を継続している、というカップルを何組も知っています」
ちなみに、女の子のほとんどが日常会話程度の日本語は話せる。あとは1万円札と丈夫な肝臓があればOK。さぁ、今日も飲みに行きますか!
※週刊ポスト2013年7月5日号