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「元気が出るテレビ」放送作家が3か月で1000万円返済術指南

『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ)など数々のヒット番組を手がけてきた放送作家・野呂エイシロウさん(45才)は、年収1000万円以上だった30代前半、銀座や六本木で豪遊した結果、1000万円の借金を作ってしまった。

「毎日、銀座や六本木の店を5、6軒ハシゴして朝6時まで飲み歩いてました。1日に20万~30万円は使ってましたね。昼ごろまで寝て、自分の口から漂う酒のにおいで起きてたくらいです(笑い)」(野呂さん 以下「」同)

 単純計算で飲み代が月に900万円。収入だけではまかなえなくなり、借金を重ねるようになった。にもかかわらず、「コンビニで1日3000円以上の衝動買い」、「移動はすべてタクシー」と、浪費癖は加速するばかり。

 クレジットカードの利用限度額までキャッシングを繰り返し、気づけば多重債務者に…。32才のとき、とうとう借金総額は1000万円を超えてしまった。

「自分ではまだ300万円くらいだろうと思ってたので、愕然としました。3日に1度は借金返済の催促の電話が来て、そのうち電話に出るのが怖くなって…さすがにこのままではまずいと思って、生活を変えることにしたんです」

 そんな野呂さんが一念発起して始めたのが、“お金片付け”だった。

「お金を支払った時のレシートをすべて集め、1日の終わりにA4サイズの紙に貼ることにしました。すると、自分がいかに無駄な支出をしているかが見えてきたんです。それ以降、飲みに行くのはやめました。さらに電車で通勤するようにするなど、無駄遣いもしなくなりました」

 詳しくは下に掲載した「10か条」を参照してほしいが、支出を“見える化”して把握し、徹底して無駄をなくしたことで、1000万円あった借金をたった3か月で全額返済した。

 野呂さん自身もガラリと変わり、驚くほど健康的な毎日を過ごしているという。仕事の質も量も上がって収入が増え、貯金はますます増えているという。

「お金片付けは、意識してきちんとした生活を送ることで、日々の無駄を抑えるというスタンダードな貯蓄術ですから、主婦でも簡単にできます。ぼくの場合は、支出が極端に多かったので、2週間で数十万円の支出を抑えられました。ぼくの友達の場合、最低でも1万円くらいは貯めてますね」

【2週間で1万円貯まる10か条】
●レシートは毎晩チェックすべし
●毎日バッグの中身を出すべし
●毎朝トイレ掃除すべし
●とにかく家にいるべし
●“ご褒美はお預け”すべし
●セットメニューは頼むべからず
●毎日決まった金額を口座から引き出すべし
●やたらとコンビニに行くべからず
●常にお金をいくら使うかイメージすべし
●毎日ゴミを“整理”“処分”すべし

※女性セブン2013年7月4日号

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