韓国のNHKといわれる公共放送局KBSは、『冬のソナタ』、『いとしのソヨン』など人気韓流ドラマの火付け役として知られる。日本のCS放送でもドラマを放送しているが、「韓流ファンの交流の場をもっと増やしたい」と2009年、東京・赤坂に『KBS JAPAN韓流センター』をオープンした。
ここでは韓流ドラマのDVDやライブCDの閲覧、人気俳優らのサイン色紙など多彩など韓流コンテンツが無料で楽しめる。もっとも人気なのが、K-POPを使った韓国語講座だ。5000円程度の教材費を支払うだけで3か月間、韓国語を学ぶことができる。教材費以外に料金は発生しないため、「こりゃオトク!」と募集のたびに応募者が殺到するそうだ。
「歌詞から韓国語が学べるので、頭に入りやすいと好評です。例えば人気グループ4menの『アンニョン、僕だよ』という曲は、普段友達や恋人同士の間でよく交わされる文章がたくさん出て来る。歌いながら語学を学べる今までになかった新しい講座です」
流暢な日本語で案内してくれたのは、早稲田大学への留学経験もある広報のチェさん。才色兼備の韓流美人だ。
「私自身も、日本のポップスやテレビ番組で日本が大好きになったので、KBSの番組を通して韓国の魅力を伝えたい。日本のバラエティ番組では『アメトーーク!』が好きです」
授業は平日の昼間に行われるため圧倒的に女性が多いが、最近は男性の生徒も増えているそう。実は赤坂のお得な隠れスポットだ。
■KBS JAPAN 韓流センター
【住所】東京都港区赤坂5-5-13赤坂周山ビル2F
【営業時間】10時~18時
【定休日】土日祝日
撮影■高橋宏幸
※週刊ポスト2013年7月5日号