現場となったのは代官山でも有名な高級セレクトショップ。6月14日、その店の顧客のひとりである寺島しのぶが、同店を訪れると、身を震わせるほど激昂した。あまりの怒りに<腹の虫がおさまらない>と題し、自身のブログに事の顛末を綴った。そこには、彼女の主張が過不足なくぶちまけられているので、ノーカットでご紹介しよう。
<つい最近、代官山のとあるセレクトショップにて大枚はたいてショッピング。そして何日もしないうちにVIP SALEのお知らせ。50パーから70パーオフ!なんなんだよ!何日か前に正規値段で買ったのに!ここのお店で何年も散財してるのに何も教えてくれなかった。
しかも、今日行ったら初日なのになーんにもない。「何でですか?」って聞いたら「VIPの方はみんな事前にキープされてるんですよ」って。なんだよそれ!そんなことできるなんて知らなかったし。そんなんだったらVIP SALEのお知らせなんて送らなきゃいい。送った以上は、その人達を平等に扱って欲しい。知らぬが仏だった。でも、知った以上は腹が立つ>
あるアパレル関係者がこう話す。
「VIPセールといっても、よく買ってくれる顧客がすべて対象になるわけではありませんし、ショップ側として“セール前にキープしている人がいる”なんてわざわざ教えることもなかったですよね。それだけ、“何で商品がないの?”と聞いた時の寺島さんの剣幕がすごかったんじゃないでしょうか」
寺島が派手に落とした雷は、いまだにその店のスタッフたちを震え上がらせている。事件から数日後。ある女性が事件の起こったセレクトショップで買い物をした後、「そういえば、寺島しのぶさんのあのブログのお店って…」と対応してくれていたスタッフに話し出すと、途端に顔を曇らせ、表情を強ばらせた。そしてそのスタッフは「いや、まあ…」と言葉を濁し、人差し指を口にあて、「シーッ!」と内緒のポーズをしたという。
※女性セブン2013年7月11日号