7月1日、『報道ステーション』(テレビ朝日系)で、今年4月に女の子を出産していたことを告白した安藤美姫(25才)。結婚はしておらず、その父親も明らかにしていないが、安藤は2年前から元フィギュアスケーターの南里康晴(27才)と交際している。
「子供の父親は南里さんですよ。でも安藤さんがインタビューで話した通り、出産を決意するまでには周囲の猛反対があったんです。フィギュア界での彼女の立場はますます四面楚歌状態ですし…」(スポーツ紙関係者)
輝かしい実績を持つ安藤に対し、南里はフィギュアスケーターとしての主な戦歴は世界選手権19位、全日本選手権3位。2011年に引退してからは、不定期でアイスショーに出演している。
「ここまで格差がはっきりしてるのも珍しいんですが、ふたりはジュニア時代から家族ぐるみのつきあいだったんです。安藤さんのわがままも、不安定なところも、全部受け止めてくれる存在でした。だから厳しいといわれている安藤さんの母親も、娘を支えてくれる南里さんにはずっと感謝していたんです。ただ、それはあくまで交際中のこと。結婚となれば話は別でした」(フィギュア関係者)
昨年10月に妊娠が発覚した時のことを、安藤は前出の番組でこう振り返った。
「最初はみなさんに反対された時もあって、自分なりに一生懸命…いちばんは母にですけど、話して、スケートよりもその子の命のほうを選んだ」
スケートを始めて間もない8才の頃、安藤は父親を亡くした。フィギュアは衣装代や遠征費を含めると最低でも年間100万円ほどのお金がかかるスポーツとして知られている。女手ひとつでここまで安藤を育ててきた母親にしてみれば、娘があえて苦難の道を選択することを黙って見ていられなかった。
「お母さんはずいぶん苦労したんですよね。だからこそ美姫ちゃんには幸せになってもらいたかったから、格下の男性とのでき婚を許すわけにはいかなかったんです」(安藤家を知る人)
それでも安藤は引き下がらなかった。
「どうしても譲らない美姫ちゃんに、母親は条件を3つ出したそうです。ひとつは南里さんが婿養子になること。スケーターとしての“安藤美姫”という名前を残したかったからです。ふたつめが南里さんが生活の基盤を整えること。今はアイスショーなどに出演してますが、その収入は微々たるもの。安藤さんほどの一流選手であれば別ですが、南里さんがコメンテーターや指導者として生計を立てるには難しい世界です。だったら他の仕事でもいいから、美姫ちゃんと子供の安定した生活が見込める収入が得られる定職に就いてほしいということでした」(前出・知人)
現在、南里は都内の居酒屋でアルバイトもしている。安藤の母親の意向をくんでのことだろう。
「そして最後がソチ五輪を目指すことでした。でき婚引退では顰蹙を買って、その後スケートの世界で仕事をしていくのはまず無理ですからね。この3つの条件を満たしたら入籍を認めるということだったので、未入籍出産となったんです」(前出・知人)
※女性セブン2013年7月18日号