バラエティー番組で活躍中の杉村太蔵・元衆議院議員(33才)が、女性セブン読者のお悩みを解決。今回は、夫が急に株をやりたいと言い出したという奥様からの相談です。
【読者からの相談】
夫がいきなり株をやりたいと言いだしました。でも初心者だし、最近は株価の上がり下がりも激しいよう。損はしたくないので、株でかなりの利益をあげたという太蔵さん、株で損しない方法を教えてください。(38才・専業主婦)
【杉村太蔵のアドバイス】
わかりました。元証券マンの私が、わかりやすく解説して差し上げましょう。私自身、生活費は証券マン時代のままに抑えていて、残りの収入はすべて投資に回しています。昨年、民主党の野田内閣が解散を発表した直後に株を買い増しましたが、そのころの日経平均株価は9000円前後と底値。
安倍政権になってからすぐに値上がりし、1万4000円になったときに「これ以上は危険」と判断し一度、もっている株をすべて売りました。こうやって判断ができるのは、私に証券会社時代からの株式投資の知識があるからです。
初心者は、まずはおこづかいで買える範囲の少額投資から始めましょう。自分の興味のある業界の銘柄から着手してみるのがおすすめです。例えばコンビニ。大手でどこがいちばん充実したサービスをしているのか、近所の店舗をリサーチして比較してみる。
自分がよく知っている会社なら、どんな商品を出しているのか、どんな新サービスを始めたのか、今後成長しそうなのか、ということを肌で感じることができます。
そして、株を買ってから損しない方法はひとつ。下がったときに売らないことです。株は買ったらその次の日から下がると肝に銘じてください。大事なことは下がってもまた上がると信じられるかどうか。そのためには、買う前にその会社のことをどれだけ調べたかが重要です。私なんて、株価指数とにらめっこして「上がれー」と念じていますよ。これが不思議なもんで上がるものです(笑い)。
あと、おすすめはETFといわれる上場投資信託。これは日経平均やTOPIX(東証株価指数)などと連動しているので、どこの銘柄を買ったらいいかわからない人にはうってつけです。ETFがゼロになることはあり得ませんから、株式投資よりはリスクを減らすことができます。
でも、くれぐれもリスクはゼロにはならないことは肝に銘じなければなりませんよ。
※女性セブン2013年7月18日号