ネットでの選挙活動が解禁された今回の参院選。政治家にもネットの効果的な利用が求められるわけだが、安倍晋三首相(58才)は就任以来フェイスブック(FB)を活用。さまざまな意見を発信しているが、時に同じ自民党の議員から批判されることも。
たとえば、安倍首相が北朝鮮との拉致問題交渉にかかわった元外務審議官の田中均氏を「彼に外交を語る資格はありません」と批判したとき、すぐさまこの発言に食いついたのは、小泉進次郎衆議院議員(32才)だった。進次郎氏は、「個人名をあげて反論、批判はすべきでない。批判はあって当たり前で、受け止めながらやっていかないといけない」と苦言を呈したのだ。
そんな進次郎氏も6月に自身のFBを立ち上げた。ネットでの選挙活動解禁を見据えた取り組みで、FBを通して自身や自民党の支持者を増やそうという狙いだ。『小泉進次郎の闘う言葉』(文春新書)の著書がある常井健一さんはこう話す。
「他にも青年局で作った被災地支援のシリコンバンドをFBで宣伝するなど、進次郎さんにはやり手営業マン的な発想が見られます。安倍さんのFBは文字数が多い。“お友達”との写真や持論を紹介するのは仲間内にはウケるけど、広がりそうにありません」(常井さん)
なんとも対照的な安倍首相と進次郎氏。異性関係もまた対照的だ。
学生時代は地元洋品店の女性と交際していたと報じられたこともある進次郎氏。現在は「独身局長」を名乗るだけに、報道各社が女性関係を追ってはいるが、特定には至っていない。
「秘書時代に一度、お見合いしたけど破談になったと聞きます。今は結婚願望を聞かれても『いい人がいたら紹介して』とはぐらかすばかり。結婚よりも政治が大事な時期なのでしょう」(政治評論家・有馬晴海さん)
一方の安倍首相は、秘書時代に当時森永製菓社長の令嬢だった昭恵さんと結婚。首相就任後、東日本大震災を受けて反原発を表明した昭恵さんとは家庭内別居状態とも囁かれる。
「安倍首相は週末でもほとんど家におらず、遊説や外遊など過密日程をこなしています。休日の外出はいわば、国民への露出を増やし、持病の潰瘍性大腸炎の大敵とされるストレスを発散するための、一種の精神安定剤なのでしょう」(政治ジャーナリスト・野上忠興さん)
※女性セブン2013年7月18日号