子供が結婚できないことに業を煮やして勝手に釣書をばらまくなど、なりふり構わぬ親は多い。コンビニ経営をする64歳女性は、42歳と36歳の2人の息子がともに独身だ。
「兄は学区で2番目の高校、弟は中学受験までさせて2人とも中堅の私大を卒業させたのに、気がつけば2人とも就職できず、揃ってうちのコンビニを手伝いながら一緒に住み続ける日々。
せめて結婚だけでもと、私たち夫婦がいくら口酸っぱくしていっても『どうせ孫がほしいだけでしょ?』みたいな。
結婚しても子供を育てるのだって大変だしそもそも結婚自体興味がないというんですよ。もう日本人でなくても、まじめで息子を支えてくれるような奥さんが来てくれれば……。
コンビニには中国人の学生バイトが来ていますが、こっそり『うちの息子の嫁に来ない?』と。あなたからデートに誘ってみてくれないと映画のチケットをわたしたこともあります」
※週刊ポスト2013年7月12日号