神田沙也加(26才)が6月29日、初めてのファンミーティング(ファンミ)を開いた。都内のライブハウスを貸し切りにして、1回約100人の限定で昼と夕方の2回公演。ステージと客席との距離はとても近く、会場はアットホームな雰囲気に包まれていた。沙也加は、終始笑顔でテンションも高かったが、その胸は不安と緊張ではち切れんばかりだったことだろう。
そして、そんな彼女と同じくらい、いやそれ以上に緊張していた女性がいる。いちばん後ろの関係者席から見守っていた沙也加の母・松田聖子(51才)だった。
「このファンミは聖子さんが提案したものだったんです。実は沙也加さんは、昨年体調を崩して、出演していた舞台を降板したことがありました。それで、このまま仕事をしていいのか、それとも引退すべきか悩んで、どうしていいかわからなくなって頼ったのが聖子さんだったそうです」(芸能関係者)
娘の土壇場に、聖子は「応援してくれるファンの人を身近に感じて、もう一度頑張ってみたら」とファンミを提案したという。となれば、せっかく娘がやる気になったのに失敗しては元も子もない。現在、全国ツアー真っ只中にもかかわらず、聖子は奔走した。
「自分のコンサートのMCで沙也加さんのファンミを宣伝したり、その会場でチラシを配ったり、知り合いに頭を下げて回ったりもしていました」(前出・芸能関係者)
結果、チケットは即日完売となった。あるファンがこう証言する。
「約100人の限定なのでチケットをとるのは大変でしたよ。だって4時間以上も予約の電話がつながらなかったんですから」
そして、ファンミ当日。聖子は再々婚した歯科医の夫(50才)とともに娘のステージを見守った。決して表舞台には立たず、最後の最後まで裏方に徹した。無事に2公演を終えたとき、ほっと安堵のため息をついた聖子の表情は、とても穏やかだったという。
※女性セブン2013年7月18日号