アベノミクスによる円安などでFX(外国為替証拠金取引)が活発化している。いま個人投資家たちはどのような取引をしているのか。タレントの眞鍋かをりがセントラル短資FX株式会社の阿草龍二氏に聞いた。
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阿草:スワップポイント(ドル円など通貨ペアの金利差で高い金利の通貨を保有すればポイントを受け取れる)を狙ってじっくり投資される方は多いです。最近では、金利が高く、しかもなじみがある国の通貨ということでオーストラリアドルが非常に人気ですね。
眞鍋:豪ドル、私も以前外貨預金で持っていたんです。10年位前は金利がすごく高くて。
阿草:そうでしたか。豪ドルなどは、いま外貨預金よりもFXでポジションとして持っていた方が、収益は良いですよ。
眞鍋:FXはそういう使い方もあるんですもんね。
阿草:銀行での外貨預金ほどコストがかかりませんし、3か月、6か月といった時間的拘束もありません。FXなら24時間いつでも取引できますので。
眞鍋:他に、スワップポイントでおススメの通貨はありますか?
阿草:昨年の7月から当社でも取り扱いを始めた人民元(オフショア)も良いのではないでしょうか。
眞鍋:人民元を取り扱っている会社さんってまだまだ少ないですよね。阿草 ええ。導入当初は1元12円程度でしたが、いまでは16円ですからね。
眞鍋:ただ、人民元に関しては取り扱いが少ないせいか、ちょっとまだイメージがわかないというか、若干不安がありますよね……。
阿草:たしかに中国国内で規制がかなりありますね。ただ中国政府が数年前から人民元の国際化を目指して動き出していますので、これから元をとりまく環境は着実に変わっていくと思います。
眞鍋:いまかなり注目度の高い国ですから、通貨も要チェックですね。最近ではFXをする環境もずいぶん変わりましたから、刻々と生じる変化に、投資家さんも臨機応変に対応しやすくなりましたよね。
※マネーポスト2013年夏号